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AMENRA の重苦しい「痛み」を3万字で語り尽くす

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AMENRA(アメンラー:発音はこのふさふさマイク動画で確認できる)は 1999 年にベルギーのコルトレイクで結成された重くて暗くて激しくて辛い5人組ポストメタルバンドである[*]

ポストメタル。

シンキングマンズメタル=考えるひとのメタルともいわれるこのジャンルのとおり [*]、彼らは肉体よりも精神を重んじる。創始者のひとりであるボーカルの Colin H. van Eeckhout はこういっている。

伝えたいことはたったひとつ。「生の痛み」です。:We have one story to tell and it is always the same. I always write about life’s pain.

AMENRA – MASS VI: Album Stream | The Independentより(2017-11-05 閲覧)

(生の痛みを全身で表現する半裸中年男性 is Colin)

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Recensie: Amenra: Waterboarding voor de ziel | muziek | De Morgenより、Alex Vanhee 撮影(2017-11-05 閲覧)

まずは彼らの音楽がどのような形で「生の痛み」を表現し、私たち聴き手にどのような体験をもたらすのかをみていく。その後、彼らの音楽をより理解するために、関連する人物や出来事について整理していく。

ポストメタルで重要なのはアトモスフィア

彼らの音楽を考えるうえで、まずはポストメタルというジャンルを確認しておこう。どのような観点で評価していけばいいのだろうか。

ポストメタルにおいて、精神=「考えるひと」性はおもにアトモスフィアという概念を通して伝えられる。日本語でいえば雰囲気や空気感だろうか。ふわふわした概念なので、まずは従来のメタルとの画像比較でなんとなくイメージをつかんでほしい。

従来のメタル(フィジカル)

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MANOWAR『Anthology』(1999) より

―――

ポストメタル(アトモスフィア)

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Music | Cult of Lunaより(2017-11-05 閲覧)

おわかりいただけただろうか。

たとえば、夜の墓地でのなんとなく不気味なかんじ。おしゃれなカフェに入った瞬間からのオシャレなかんじ。それは、暗い・死・静寂・匂いなどの、あるいはインテリア・店員・BGM・香りなどの具体的な印象が統合されて「かんじ」として――こわモスフィアやおしゃモスフィアとして認識されているわけだ。

音楽の場合はコードの響きや音の重なり、反復や持続音による長大な展開などによってアトモスフィアは形成される。

そうした要素がどれだけ研ぎ澄まされているか、形成されたアトモスフィアがどれだけ精神を昂らせるかが、ポストメタルバンドの質を決めるひとつの判断基準となる。

(ちなみにポストメタルはメタルと名がつくわりにハードコアが多く起源に混じっているので、記事中では「ポストメタルのポスト以外の要素」「ポストじゃないメタル」という意味でメタル/ハードコアという表記をします)

リフがアトモスフィアと精神を強く結びつける

AMENRA の大きな特徴がリフワークである。

彼らのリフの核となるのはコードだ。ときに憂鬱に、ときにヒステリックに、ときに祈るように響くコード。それ単体で「痛み」を想起させるそれは、リフワークによって深みを増す。

低音と高音を行き来しながら、同速でストロークされつづける単調なリズムのリフ。あまり表情を変えない低音側に対し、左右で鳴る高音側コードの響きは複雑で、かつ単音の分離がよい。そのため、ひと振りひと振りがよりいっそう多音的になっている。まるでひとつのメロディを同時間/短時間に押し込めたかのような複相的な印象を受ける。

もし高音側のリフが長時間つづいたり、複雑さや反響などによってひとつなぎになったりしまうと、この同時間性は保たれない。単調で、断続的だからこそ発しうる特性になっている。

高音側のストロークはそれでも多少の上下動を行う。けれども低音のストロークをはさみ、動きも抑えてあるので同時間性は拡散しない。こうして多音的なコード感同士は、その同時間性をたもったままゆるく時間的つながりをもつ。多重で複雑に響く旋律が生まれる。

メロディ性とアトモスフィア性を両立したこの特徴的なリフワークを Amen-Riff = アメン・リフと呼ぶことにしよう(一気にただよいだすB級感)

生の「痛み」を想起させるアメン・リフ

彼らの音楽は、両親の死、両親や子供の病気、関係の終焉、愛の喪失と剥奪。全てが存在を空虚にしてしまうような経験 [NEW DISC REVIEW + INTERVIEW 【AMENRA : MASS Ⅵ】 | Marunouchi Muzik Magazine] といった厳しい現実を始点とする。

このような経験は、呆然となるような静的な悲しみと、号泣したくなるような動的な悲しみを、並行して、かつ深いレベルでもたらす。音域の上下動が目立ち、単純な構造と奥深い響きをもつアメン・リフは、こうした感情の動きと対応する。

うつむき、重たい口を開いてボソボソとつぶやくような低音リフも、膝をついて上空を見上げ絶叫するかのような高音リフも、あるいはさまざまな感情が渦巻くかのようなトレモロも、たしかにひとりの人間から発せられる、しかし複雑で捉えがたい「痛み」として響いている。

そうしてアメン・リフは音の雰囲気としての「痛み」と人間の精神の「痛み」とを結びつける。

アメン・リフには強度もある

アメン・リフは濃密なアトモスフィアをはらみながら、同時にメタル/ハードコアバンドとしての強度も比較的兼ねそなえている。とくに初期で顕著だ。

一般にアトモスフィアを重視するとメタル/ハードコア的な力強さは薄くなる。繰り返しやアンビエントな音の多用で曲が拡散的になるからだ。彼らももちろんそういう面は強い。ただし埋めつくすような低音と大きい音域の移動が、頭を振りたくなるようなヘヴィな縦の動きを誘発もする。また、アンビエントパートもふわーんと不定形な音がつづくのではなく、徐々に演奏が熱を帯びていく助走の形を取っていることが多いことも強度に寄与しているだろう。

アメン・リフに重厚感を加えるベース

ベースもアメン・リフに直接かかわっている。ライブ映像をみると4弦でコード弾きをしているのがみてとれる。その点が多重な響きに重厚感を加え、サウンドのヘヴィさとアトモスフィアの重さ両方に寄与しているだろう。

アメン・リフに寄りそい強化するドラム

Bjorn Lebon のドラミングもアメン・リフの熟成に重要だ。

基本は重く踏みしめるような音だが、ロールなどでところどころ前のめりになる。憂鬱さと焦りが共存したようなこのプレイは、「痛み」アトモスフィアを増強する。

さらにフレーズも同じ志向性をもっている。ポストメタルの始祖である NEUROSIS や ISIS the band、その一部のフォロワーたちでは、シンコペーションや小刻みなシンバル、タムのズンドコ、ドラムロールなどのテクニックが主体性をもって躍動感や儀式感に寄与し、それが魅力のひとつにもなっている。いっぽうで Bjorn のドラムはあまり前には出ない。拍としての機能を大きく逸脱せず、リフやボーカル、環境音に寄り添い支えるような形で演奏技術を駆使している。

そのことがアメン・リフのゆるやかな連続性を強調する。拍が点として同時間性を補足し、拍の連続としてのリズムがそれをゆるく結びつけている。

アメン・リフと共鳴するボーカル

楽器隊で形成されるアメン・リフにさらなる「痛み」を加えるのが Colin のボーカルだ。メインとなる力の限りの高音の絶叫は、つねに全力なため起伏に乏しい。「これコピペした?」といいたくなるほどつねに全力で一定だ。

↓つねに全力で一定の左手

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Recensie: Amenra: Waterboarding voor de ziel | muziek | De Morgenより、Alex Vanhee 撮影(2017-11-05 閲覧)

さて、彼らの、彼の伝えたいことはたったひとつ。人生の痛みだった。つまり、いろいろある人生の痛みをすべて全力で単一の絶叫表現に集約しているということになる。これは一発のストロークに複相的なメロディが込められているアメン・リフと共通の同時間性、複要素性を示す。

楽器隊のアトモスフィアに同じ志向をもつボーカルが違和感なく共鳴する。アメン・リフに Colin の肉声が混ざることでアトモスフィアは身体性を帯び、人間の感情としての側面を強める。

こうして「痛み」はより現実的な印象でもって迫ってくる。

すべてが「痛み」を志向するサウンド

彼らのサウンドは、すべての要素が単一の「痛み」志向をもって鳴らされる。そうして増幅し、反復される「痛み」は否応にも私たちの耳と精神の痛覚に働きかける。心に巣食う生の痛みが侵入した「痛み」と混じりあい、全身をかけめぐる。

そのとき私たちはライブでの Colin の挙動がまさにこの「痛み」を体現した「痛みの型」なのだと知るだろう。そしておもわず、こうつぶやくのだ。

(「痛みの型」を取りながら)「痛み……」

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Recensie: Amenra: Waterboarding voor de ziel | muziek | De Morgenより、Alex Vanhee 撮影(2017-11-05 閲覧)

浄化や救済をはらむ「痛み」

「痛み」はただ痛いだけではない。

Colin はこう語っている。

最初から、MASS アルバムにおける私たちの意図は、自己投影の舞台を設置し、内省の基盤を生みだすことでした。(…) 心にそっと手を置き「何もかも大丈夫だよ」とささやくような無形の何か。あなたを抱きあげ、見えない敵と戦うのを手助けしようとする何か。これがまさに AMENRA が目指し、訴えていることです。

From the beginning, our intention with the MASS albums was to devise a platform for self-reflection, to set a base for introspection; (…) Something intangible that rests its hand on your heart and whispers that ‘everything will be alright’. You need something that is willing to pick you up by the arms and help you fight that invisible enemy. That is exactly what AMENRA aims to be. And claims to be.

AMENRA – MASS VI: Album Stream | The Independentより(2017-11-05 閲覧)

(…) ある意味とても現実的な視点をもっています。私たちは悲観主義者のたぐいではありません。もちろん、生きていくうえでたくさんの不幸が降りかかることはまちがいありません。人生に大きな影響と負担を残すことがほとんどでしょう。私たちはそうした不幸に焦点をあて、そこから出発します。(…) 深刻でクソッたれなできごとにどう立ち向かうか、どう取り組むのか。(…) だから私たちは「闇から光へ向かって歩いていく」といいます。それが一種の核心で、私たちが行うことのすべてです。

(…) it is a very realistic view in a way. It’s not that we’re pessimists or whatever. But I mean there’s a lot of bad things happening in a human life. Those tend to leave a bigger mark or weight, and we focus on them and we go from there. (…) How you cope with the severe shit happening and how you work with that. (…) That’s why we say we walk from the darkness on towards the light. And that’s kind of the core. Of everything we do.

Interview: Colin H. van Eeckhout from Amenra | Echoes And Dustより(2017-11-05 閲覧)

自分の存在に暗い影を落とす出来事に打ち勝つために叫んでいます。

I’m screaming because I wanna fight off the things that cast a shadow over my existence.

Amenra Interview with Colin H. van Eeckhout – YouTubeより(2017-11-05 閲覧)

彼らが現実的な視点で音楽をつくっていることがわかる。こけおどしや雰囲気音楽ではなく、現実世界でのたしかな役割を意識した音楽。そうした志向が彼らの音楽を真に迫るものにしている。

そして迫ってくるのは、闇だ。重くて暗くて激しくて辛いこの音楽が、いったい闇以外のなんなのだろう。しかしそこには、光に手を伸ばすような、祈りのような響きや旋律もまた含まれている。

「痛み」が精神に結びつき、負の記憶と感情を浄化する。そのあとに残るのは「痛み」のうちにあるからこそ生まれた光への意志。渇望ともいえるそれは、人間としての強さになるだろう。前へ進むための力となるだろう。

そのとき私たちは、沈痛な、しかし恍惚の表情でこうつぶやくのだ。

(「痛みの型」を取りながら)「痛み……」(2 回目)

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Recensie: Amenra: Waterboarding voor de ziel | muziek | De Morgenより、Alex Vanhee 撮影(2017-11-05 閲覧)

「痛み」を発するのはリフだけではない

アメン・リフは特徴ではあるが、すべてではない。それ以外の部分からも彼らの「痛み」アトモスフィア形成力が高いことはわかる。たとえば演奏の微妙なタッチや速度の変化、装飾音の抜き差しなどのアレンジからだ。

ある時期までの作品はアメン・リフが曲の基本骨格となっていて る。いっぽう近作は表現が多彩になってきて、アメン・リフをここぞというキメにつかったり、アレンジのいち要素としてつかったりすることが増えてきている。そういう使い方ができるまでアメン・リフと、そして「痛み」アトモスフィアに関して熟練してきたということだろう。

それは同時に、彼らが単一の特徴に頼らずさらなる表現を求めて発展するバンドであることも示す。ここから各作品の特徴をまとめていき、その進化の意志を確認することにしよう。

各作品の特徴

メインとなるスタジオ音源は6作品あり、すべて MASS シリーズとして番号づけされている。

時期をわけると以下のようになるだろうか。

  • MASS I-II:全体的に粗削りでサウンドが確立されていない
  • MASS II-IIII:ひとつの完成を迎える
  • (アコースティック作品『Afterlife』発売)
  • (ライブ作品『Live』発売)
  • MASS V:レーベル契約やプロデューサの起用により深化
  • (ライブ作品『Live』発売)
  • (アコースティックライブ作品『Alive』発売)
  • MASS VI:(言語化できない呻き声)

最新作『MASS VI』はまちがいなく最高傑作なのでとりあえず 1 枚聴くならこれだろう。聴きやすいのは『MASS III』なので、その流れで番号を進めていくのもいいだろう。『MASS I』は毛色が違うのでべつものとして楽しめる。『MASS II』は過渡期なので最後に聴いても問題ない。

以下各作品の概要を述べていく。

MASS I』(2003)

彼らの初音源。各曲Prayer I-VIとナンバリングされている。音質、演奏ともにかなり荒々しく、混沌とした雰囲気が強い。

全体的には『Through Silver in Blood』以降の NEUROSIS、およびそれに影響を受けた初期 ISIS のフォロワーという印象だ。執拗な重低音リフは初期の ISIS に近い。「Dance of the Death」のイントロは「SGNL>01」のオマージュかとおもえるほどだ。

いっぽうで引きつったコード感や性急なフレーズは、マスコアのパイオニアである CONVERGE 以降由来だろう。この作品を聴くと ISIS の「Glisten」や「Fales Light」にマスコアの情動面が加わったようなものが彼らの基盤となっていることがわかる。#4「Hibernate」ではとくにそういう面がよくあらわれている。

オリジナル版とリマスター版ともに Apple Music や Bandcamp などで配信・販売されている。アンダーグラウンドなハードコアバンドの良作初期EPというかんじなので「ポストメタルはかったるいんだよなー……」というかたにもおすすめできる。

MASS II』(2005)

現在の彼らに通じる要素が開けた2作目。

特筆すべきは「Ritual I」と「Ritual II」だろう。この2曲は導入部こそ異なるものの、後半は同じフレーズで構成されている。また、「Ritual I」は「.Ritual.」として『MASS III』で再録されている。

「Ritual」はこの時期の彼らの核となる曲だ。複数のバージョンがあることからもそれはうかがえる。そして、2009 年にコルトレイクシティ劇場で行われた伝説の 23.10 Live が、劇的な演出とともにこの曲で締めくくられたことがなによりそれを物語っている。

MASS III』(2005)

Colin がまちがいなく人生の根本となる節目の作品:undeniably a keystone moment in our existenseいくつかの曲が私たちが成すべきことへと導いてくれた:We had a few songs (…) guided us towards what we would do with MASS III.と語る作品 [AMENRA – MASS VI: Album Stream | The Independentより(2017-11-05 閲覧)]

彼の言葉どおり、アメン・リフはひとつの完成形にいたっている。ハードコア/メタル的強度と引きつる痛みアトモスフィアが混然一体となって迫ってくる。

表現も富んでいてダレることがない。跳ね気味のドラムが躁状態を演出する #1、作品いち遅く重たい #2、もっともヒステリックなアメン・リフののちに Lynn Pieters [*] の儚げなボーカルと Colin の絶叫が涙と血で聖書を描く #3、強力なイントロに始まり祈りにも似た低音ボーカルが響く #4、長い時間をかけてひとつのリフを昇華していく #5、そして #6「.Ritual.」。

次作「MASS IIII」とあわせて彼らの、そしてポストメタルのひとつの到達点だろう。

MASS IIII』(2008)

Colin いわくMASS III をさらに完成させた:We fine-tuned it(筆者注:MASS III を指す) with MASS IIII作品[AMENRA – MASS VI: Album Stream | The Independentより(2017-11-05 閲覧)]。彼らの作品のうち Spotify でもっとも聴かれている(2017年10月20日時点)

前作と目立って異なる点はない。ただ、性急な速度感が薄れ、音質がクリアになった。アメン・リフは、よりはっきりと多重的で重々しいアトモスフィアを発するようになった。

特筆すべきは #5「Aorte」だろう。Aメロ → Bメロ → サビ → 間奏 → 大サビのような展開で、またつねに何かしらのメロディが鳴っているため、9分という長尺ながらキャッチーな歌モノのような特性を(あくまでこのジャンルのなかでは)備えている。

前半の美しい歌からじょじょに盛りあがる長いインストパートをへての悲痛な絶叫という展開は、美しさと激しさを巨視的に同一線上に置く。複雑な生の痛みアトモスフィアをもっとも顕著にあらわしているといえる。

前述した 23.10 Live の下記の 2 曲の演奏は、この時期の彼らの魅力すべてがつまっている。

最後は関連バンド大集合による圧巻の演奏。儀式のさなかに Colin は吊られ、聖体となる……。

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Amenra “Aorte.Ritual” 23.10 live dvd – YouTube より(2017-11-07 閲覧)

フックで身体を貫いてマジで吊っている。

アートワークが 2D から 3D へ

Colin がいっしょにすばらしい作品をいくつも作りあげた:we created some great art together [.fallingdown: AMENRA Interview (2014)より(2017-11-05 閲覧)] とのべている Kluze ――『MASS III』までのすばらしいアートワークを作っていた彼は、今作以降は手がけていない。理由については Colin がこうのべている。

2D / 2トーンのスクリーンペイントされた作品から、より現実的なペイントスタイルの 3D グラフィック作品に成長することを意図しました。「現実」と、あるいは現実の世界と認識することのできる非現実性。それを実際の現実へと進化させたかったのです。

artistically it was our intention to grow from 2D / 2tone screenpinted work, to a more realistic looking painting style 3D graphic work. an irreality that one could perceive as “real” or an actual existing world. then I wanted it to evolve in what was actually real.

AMENRA Interview (2014)より(2017-11-05 閲覧)

彼らが現実的な視点から「痛み」を表現していることを考えれば正当な発展といえるだろう。

『Mass III-IIII Japan limited edition』

AMENRA がひとつの到達点に達した『MASS III』『MASS IIII』をひとつにした『Mass III-IIII Japan limited edition』が Tokyo Jupiter Records から発売されている。Amazon で 70,000 円を超える中古価格だれが買うんだ……の作品にボーナストラックを加えた内容だ。

ちなみにこちらは来日実現キャンペーン対象商品になっている。えっ、来日?!

そう、この記事の動機の半分は「来日して……(お願い買って)」という欲望でできている。もう半分は最新作『MASS VI』への「(声にならないうめき声)(お願い聴いて)」という陶酔である。そうなるとこの記事的には『MASS V』紹介の重要度は低くなるわけだが、そう簡単にすますわけにもいかない内容なのである。

MASS V』(2012)

NEUROSIS によるレーベル Neurot Recordings から発売された作品。『MASS IIII』までのハードコア/メタル的な強度が削ぎ落とされているため、一聴したときの派手さはない。そのぶん熟成されたアトモスフィアを発している。

『MASS III』と『MASS IIII』は完成された作品だが、それでものちに Colin は『MASS IIII』はやりたかったことの半分も実現できなかった。:MASS IIII never got to half of what I wanted it to be. [.fallingdown: AMENRA Interview (2014)より(2017-11-05 閲覧)] と語っている。その原因のひとつだっただろう録音環境の悪さがレーベルとの契約によって改善されている。ベッドルームやリハーサルスタジオでの録音+セルフプロデュースという DIY 環境から、プロ用スタジオ+外部プロデューサという体制と変わった。

プロデューサは 90 年代から先進的なメタルバンドを広く手がけてきた Billy Anderson [*]。彼との作業はとくに満足のいくものだったようで、Colin は以下のように述べている。

バンドが何を目指しているのかをしっかり理解してくれていると、心からそう思いました。:(…)so we were sure he was the person who would understand us most, and see what we were aiming at.

Studio Report: Amenra – Terrorizer より(2017-11-07 閲覧)

ライブサウンドをアルバムへと変換するのは不可能だと考えていましたが、ビリー・アンダーソンは成し遂げてくれました。:Billy Anderson succeeded in doing what we thought was impossible, translating the live sound into an album.

AMENRA – MASS VI: Album Stream | The Independent より(2017-11-07 閲覧)

ライブサウンドといっているとおり、本作は彼らのライブのような儀式的な空気感をもっている。

抜けのいい高音と強めの残響音、音をつめこみすぎないミキシングは、せまいスタジオではなく広い空間を想起させる。音質はかさついているが、演奏はまとわりつくような粘りをみせる。

曲も同じような方向性で構成されている。空間の広さはそのまま時間感覚の長さとつながっていて、持続音と反復が多用され、以前よりもさらに遅く、長い時間をかけて曲が展開していく。さらに静的パートと動的パートがぬるりと連続しているため、全体的に倦怠感がただよっている。

空気は乾いているのに、脂汗のようなべたつく感覚がぬぐえない。ひたすら繰りかえされる形式的行為。その物音が、声が、自身に響き返ってくる。しだいに空間認識と時間感覚が鈍るなか、霊的な存在を感じとり、そして自身と同化していく。そのような音が鳴っている。

そんな本作に真摯に向きあったとき、聴き手は自分が聖体と化すかのような感覚を覚えだろうる。そう。儀式を経て聖体と化す Colin のように……。

Photographs by Stefaan Temmerman

[Welcome to Amenra | Amenraより(2017-11-06 閲覧)、Photographs by Stefaan Temmerman]

ちなみにビニール版には CD 未収録の「Memoire」という小曲が入っている。また、マスタリングが両者では異なっている。CD 版は近年の AGALLOCH や PALLBEARER を手がけた Justin Weis が、ビニール版は James Plotkin 御大がそれぞれ行っている[*]。Apple Music など配信でふつうに聴ける。

MASS VI』(2017)

2017年10月20日に発売された最新作。引き続き Neurot Recordings からの発売。

アメリカ版とヨーロッパ版でミックス & マスターが異なる。アメリカ版は引きつづき Billy Anderson。ヨーロッパ版は Jack Shirley が手がける。Jack Shirley は DEAFHEAVEN『Sunbather』[*] や OATHBREAKER『Rheia』[*] といった2010年代以降の先進的トレンドを手がけた人物である(日本だと ENDZWECK『Tender Is The Night』もそうですね [*]。同じ素材を新旧のエクストリーム系エンジニアが手がけたらどう違いがでるか、という観点でとても貴重でおもしろい作品だろう。

ジャケットの白鳥の首が見切れているほうがアメリカ版、頭が映っているほうがヨーロッパ版になっている。CDやLP、配信いずれも日本で流通しているのは基本的にアメリカ版のようだ。ヨーロッパ版を聴きたい場合は個人輸入Bandcamp での配信購入になる。

アメリカ版の音づくりは『MASS V』と同路線で、ヨーロッパ版は『MASS IIII』以前の路線を突きつめたようなミックスになっている。AMENRA のサウンドに対する両名の姿勢がわかりやくでているのが、Colin の絶叫と歌が交差する #4「A Solitary Reign」だろう。Jack は彼の絶叫をいわゆるボーカル的に中心にすえているのに対し、Billy は渦巻く音の一部として捉えているかのように反響を強くかけアトモスフィアに溶けこませている。

DEAFHEAVEN などのアトモスフェリックな表現を得意とするバンドを手がけた Jack がむしろ物理的にヘヴィなサウンドに仕上げてきているのはおもしろい。

『Afterlife』~アコースティックツアー

本作発売のすこしまえ、2017 年初旬に『AMENRA ALIVE acoustic』としてヨーロッパ 13 か所をまわるツアーを彼らは行った。これ以前にも 2009 年にアコースティック曲3曲とその逆回転曲が入った『Afterlife』以降、アコースティックコンサートをつづけ、2016 年に既存曲や TOOL「Parabol」のカバーなどが入ったライブ盤『Alive』を出している。

ふだんは音圧のなかで演奏している彼らが、ある意味剥き出しのアコースティックライブを行ってきたことは、バンド表現にも意味のあることだった。Colin はアコースティックライブの環境は、私たちをいつもよりも脆弱にします。まるで屋外での夜の孤独のようです。:It makes us more vulnerable than ever before, almost like being alone in the open at night.[Interview: Colin H. van Eeckhout of Amenra | Arctic Drones] と述べている。

「Children Of The Eye」「Closer To You」「Spijt(後悔)」「A Solitary Reign」……。そうしたモロさ、わびしさのような感情は、曲題からもみてとれる。音楽的にも、抒情的なギターの単音のなかでつぶやくような、孤独を感じる表現が増えている。『MASS V』で加わった広大な空間という要素に、そこで剥き出しになった人間の精神という意味が加わったといえる。

NEUROSIS + CONVERGE との北部アメリカツアー

『MASS VI』発売に先立って、NEUROSIS と CONVERGE、AMENRA の北部アメリカツアーが行われている。

NEUROSIS とは 2007 年の Roadburn Festival で同じステージを踏んでいる。その翌日 BLOOD AND TIME(NEUROSIS のボーカル Scott がギタリストをつとめるバンド) のベルギーライブでメンバーとの共演を果たした。

CONVERGE とは 2008年に初共演している。CONVERGE、INTEGRITY、COLISEUM のヨーロッパツアー全 36 ヶ所のうち 4 ヶ所で AMENRA が演奏をした[*]

当時の NEUROSIS や CONVERGE にとっては、ヨーロッパのいち地方バンドだっただろう AMENRA。10年たったいま、肩をならべてツアーをするまでになった。

当時の最新作『MASS III』と『MASS IIII』から最新作『MASS VI』を聴くと(もちろんその他の作品も)、そうした彼らの成長を肌で感じることができる。

(言語化できない呻き声)

本作は AMENRA が別次元に至った作品なのでほんとうに聴いてほしい。先行配信されていた#1「Children Of The Eye」と#3「Plus Près De Toi (Close To You)」も「痛み」だけど、#5「A Solitary Reign」がほんとうに「痛み」で、つづく#6「Diaken」への流れもとても「痛み」だ。

Soundcloud や Bandcamp だと全曲試聴できる。ただ、サイズ圧縮されて高音がシャリシャリいいまくるなど音質の劣化があるので、アトモスフィアの質感はかなり落ちている。ぜひ購入して高音質で聴いてほしいところだ。

Mass VI | Amenra

Amenra | Amazon

AMENRA のメンバーや関連事項まとめ

ここからは彼らの周辺情報を整理していく。

バンド名の由来

AMENRA はエジプトの太陽神アメン・ラーからとられている。そのため AmenRa と表記することもある。

とはいえエジプト神話が創作のモチーフになっているわけではない。Colin はラーはたんに人生の象徴としてつかわれています。太陽神は万物の起源ですから。:The „Ra” was merely used as a symbol for „life”. The Sun god was the „origin” to everything and everyone.と述べている。

エジプト神話にかぎらず、宗教的な文章を借用することはないといっている。いっぽうである宗教がはらむ隠喩、アイデアや原則は、バンドが目指すものと同じく正しいものであると確信しています。自分たちの心と理由でそうした宗教の核心にたどり着くのを目的としています。:I am sure all other religions bare metaphors and ideas or principles that are righteous as much as the ones we aim at. We aim on every religions core, with our own Heart and Reason.ともいっている。

彼らの音楽はそれ自体が宗教なのである。

Colin H. Van Eeckhout (AMENRA): Life itself needs no true explanation より(2017-11-06 閲覧)

現メンバーと役割

現在は5人のメンバーが在籍しており、全員で作曲を行っている [*]

Colin H. Van Eeckhout:ボーカル、作詞

創設メンバーのひとり。ストレートエッジ[*]。ヒゲ。

AMENRA の視覚的・哲学的側面の方向性を決めている。インタビューもほとんど彼が答えている。実質的なリーダーといえる。

音楽的な影響源をたずねられても「Life」で片づけようとしがちだが、Marunouchi Muzik Magazine によるインタビューではお気に入りとして GUNS N’ ROSES、SEPULTURA、TOOL、GUTTER TWINS、NEUROSIS の作品を挙げている [*]

AMENRA のほか、ソロプロジェクトをふくめいくつかのバンドを受けもつ。ベースを担当することも多い。10代のころには SPINELESS というメタリックハードコアバンドを組んでいた [*]

AMENRA では叫ぶことがおおいが、ちょっと舌ったらずで甘みがあって求心力のある魅力的な歌声をしている。

ライブは上半身半裸(最近は全裸になりたいスタイル?)で後ろを向いていることが多い。T シャツを脱ぐと白黒反転する

METALLICA を軽くバカにしつつ映画音楽を聴いている発言をするなど、エクスペリメンタル系メタルオタクのような側面をもつ [*]

Mathieu Vandekerckhove:ギター、ライブビジュアル[*]

創設メンバーのひとり。ヒゲ。SPINELESS のメンバーでもあった。

Colin といっしょに数バンドをかけもっている。ソロプロジェクトの影響源をたずねられて「Life」と答えがち。[*]

インタビューでもっとも誇りにおもっているのはAmenra の兄弟愛です。:The one thing I’m most of all proud of is the brotherhood in Amenra.[CVLT Nation Interviews: Amenra/Syndrome’s Mathieu Vandekerckhove -(2017-11-06 閲覧)]と答えている。Colin との絆はとくに深いようだ。

人生を変えた3作品として NEUROSIS『Through Silver In Blood』、SUNN O)))『Altar』、PINK FLOYD『Wish You Were Here』をあげている。また、MASSIVE ATTACK や PORTISHEAD などのトリップホップや THE XX などのインディロックなどにも耳を傾けているようだ[*]

ELEANORA というベルギーのスクリーモ+スラッジハードコアバンドのマスタリングを行ってもいる。

Lennart Bossu:ギター

『MASS IIII』から加入。同時期にブラックメタル/ハードコアバンド OATHBREAKER を結成する。ストレートエッジ[*]。わりとヒゲ。

10代のころにグランジ→デスメタルと音楽を聴きはじめ、OATHBREAKER ではハードコア(CONVERGEなど) → メタル(CELTIC FROSTやSATYRICON) → エクスペリメンタルロック(SWANS や PJ HARVEY)というように影響の裾野をひろげている様子[*]

以前はメタリックハードコア LIAR や、デモはデスメタリックなハードコアだったのに誰かが「わしは女ボーカルの NWOHM がやりたいんじゃ!」と声高に主張したのかとおもうくらいフルアルバムで音楽性が変わった FIRESTONE、ちょっとびっくりするくらい爽やかなメロディックパンク JANEZ DETD.(日本盤もでている)でギターをつとめていた[*] [*]

Levy Seynaeve:ベース

『MASS V』から加入。もともと BLACK HAVEN というバンドでギターを弾いていた [*]。加入時はベース初心者だった [*]。かなりヒゲ。

加入と同時期にパンクメタルバンド HESSIAN [*] を結成。また、自身が中心となるブラックメタルバンド WIEGEDOOD ではギターとさらにボーカル、作詞をつとめる [*]

WIEGEDOOD では影響源として DARKTHRONE, MAYHEM などのほかに、CELESTIA, PESTE NOIRE, MAKE A CHANGE… KILL YOURSELF などを挙げている [*]。AMENRA のブラックメタル的側面への影響が強いと考えられる。

Bjorn Lebon:ドラム

初期からのメンバー[*]。AMENRA ひとすじ。かなりヒゲ。

各メンバーのインタビューをみると、バンドの根本のところに関しては同じような発言をしていることがわかる。メンバー間の意思の共有がしっかりなされている。このことがアトモスフィアの純度を高めているだろう。

過去メンバー

Kristof Mondy:ベース

創設メンバー。SPINELESS のメンバーでもあった。ヒゲ。[*]

Colin とは14歳のころからのバンドメイト[*]。脱退後も HIVE DESTRUCTION(ISIS のような音楽性のバンド) のベース & ボーカルとして AMENRA とスプリット作品を出すなどで交流をつづけていた。

Maarten Kinet:ベース

2代目ベーシスト。『MASS IIII』時代在籍。

写真家業に注力するために脱退[*]

Vincent Tetaert:ギター

2008年に脱退[*]。FIRESTONE でドラムをつとめていた。

サウンドエンジニアとしても活躍していた。

メンバーが在籍しているバンド/プロジェクト

こうみると、AMENRA のメンバーの多くは複数の活動をしていることがわかる。AMENRA と関係している主なバンドやアーティストをまとめる。

OATHBREAKER

ギタリストの Lennart のブラックメタル/ハードコアバンド。

ハードコアレーベル Deathwish とデビューアルバムから契約している。Deathwish は Tre McCarthy と CONVERGE の Jacob Bannon が創設した現代を代表するハードコアレーベルだ。バンドの実力を裏づけている。

2016年の3作目『Rheia』は日本版も発売された。ネオクラスト/ブラッケンドハードコアの国内流通に深く寄与している日本のレーベル LongLegsLongArms のオーナー水谷氏に完全にネオクラスト化することもなく、完全にブラッケンドすることもなく、独自の道を進んできた[進化する欧州ハードコア、Oathbreaker『Rheia』 | 激音夜話(2017-11-6 閲覧)]と評されている。

クラストのつんのめる感覚をアトモスフィアで焦燥感へと変換している。Caro Tanghe のボーカル表現も豊か。

WIEGEDOOD

ベーシストの Levy がギター & ボーカル & 作詞をつとめるアトモスフェリックブラックメタルバンド。OATHBREAKER のもうひとりのギタリスト兼ベーシスト Gilles Demolder も在籍している。ドラムはベルギーハードコアのベテラン RISE AND FAlL の元ドラマー Wim。彼は現在 OATHBREAKER でもドラムをつとめている。

2015年に『De doden hebben het goed』、2017年に『De doden hebben het goed II』を発表と、精力的な活動を行っている。

本体由来の抒情的なコード感をトレモロにして、高 BPM でブラスト疾走する。反復と壮大な展開(そのせいで曲が長い)によって感情的爆発力と物理的爆発力を高める。「このメンバーによるブラックメタルバンド」という意味ではかなりわかりやすい。

ハードコアが強い 1st と ブラックメタルが強い 2nd というかんじ。

HESSIAN

Levy がギターをつとめるメタリックハードコアバンド。

カルトドローンメタル SUNN O))) のメンバー Greg Anderson による鈍重メタル系の名門レーベル Southern Lord と契約し、2013年に『Manegarmr』を発表している。

クラストからスラッシュ、ドゥーム、グラインドなどさまざまな要素を取りこんで凶悪に突進する。AMENRA 関連のなかでは珍しくかなり筋肉質なバンド。

HARLOWE

Colin、Lennert が在籍しているアコースティックバンド。

ボーカル & ピアノとして、ロンドン在住のシンガー & ソングライター & ボーカルコーチの Lucy Ann Kinsella を迎えている(インスタの過去の投稿が消されていて本バンドへの言及は確認できないが、CVLT Nation の画像からまちがいない。黒歴史化……?)

現時点では2015年『Harlowe』の1枚のみ。AMENRA のアコースティック版と似たような雰囲気で、よりフォーク調になっている。Lucy の存在感は強く、声色を変えて空気感を牽引している。

彼女のソロ #3「Stare」からインストをはさんで Colin ボーカルの #5「She Never Left」で終わりを迎える。現状を考えると「She never left…(過去のインスタ消去……)」となって感傷があふれでる流れである。

SEMBLER DEAH

Colin と Mathieu、フランスのグラフィックデザイナー & アートディレクター & ミュージシャンである Dehn Sora のドローンアンビエントプロジェクト。

2011年に『Kaessariah. Heel Een Leven Lang』を発売。ギターとベース、ボーカルによる演奏が中心なので、精神的な雰囲気でありながらも肉体的で有機的な側面が色濃い。

KINGDOM

Colin と Mathieu が在籍しているエクスペリメンタルメタルバンド。Vincent もいたようだが現在は脱退[*]。2010年に『Hemeltraan』を発表している。

アンビエント要素の豊富な儀式ドゥーム。より濃密でスピリチュアルな雰囲気を発している。要素はたくさん散らばっているがそれらの統合にかんしては発展中というかんじ。

CHVE

Colin のソロプロジェクト。

旋律と持続音が同時に奏でられるのが特徴の弦楽器ハーディ・ガーディと声を中心に、アイルランドの打楽器バウロンやドラムなども用いた民族アンビエントドローン。

倍音たっぷりに重ねられた音の層も味わい深く、そのうえ Colin の魅力的な歌声がずっと聴けるのでよい。祈りの歌声はずっと聴けるのでよい。

SYNDROME

Mathieu のソロプロジェクト。アンビエント色の強いポストロック。

実験に重点を置いています感情を引きおこし、負のエネルギーをなにかしら正のものへと変換しますと本人談[CVLT Nation Interviews: Amenra/Syndrome’s Mathieu Vandekerckhove -(2017-11-06 閲覧)]。実験といっても AMENRA と比較して、というていどで、ポストロック聴きならこの感傷を強く柔らかく包むような作風に「わかるよ……」となるだろう。

CAAN

ColinMathieu がやっているようだが情報がない。

DARAK

Colin が名前を出しているがそれ以外の情報がない。

深い関係をもつバンドや人物たち

THE BLACK HEART REBELLION

ベルギーのパンクシーンから生まれたオルタナティヴでインディペンデントなバンド [*]。現在はアンビエントやフォーク、民族音楽を取りこんでポストロックのような音楽性になっている。

リズムパートはより本能に訴えかけ、サウンドはより精神に訴えかける[3LA -LongLegsLongArms- / Har Nevo / The Black Heart Rebellion (CD)より(2017-11-06 閲覧)] という表現のとおり、AMENRA とは異なる形でアトモスフィアを極めている。

ドラムの Tim Bryon は KINGDOM と HESSIAN、HARLOWE でドラムやパーカッションをつとめている。

Dehn Sora

パリのグラフィックデザイナー & アートディレクター & ミュージシャン。

音楽関連ではフランスのカルトブラックメタル BLUT AUS NORD のアートワークでの仕事が思い浮かぶ。AMENRA でもポスタージャケットでその手腕を大いに発揮している。

近年は音楽方面でも才能を発揮しており、SEMBLER DEAH では作曲もつとめるほか、CHVE のプロダクションを手がけてもいる。ソロではエクスペリメンタル・アンビエントプロジェクト TREHA SEKTORI や地獄シューゲイズドゥーム THROANE を、AMENRA 関連以外では OVTRENOIRBARST に在籍している。

Stefaan Temmerman

長く彼らの生活に密着して写真や映像を担当している。長年の友人だからこその素の表情を数多く残している。

Kluze

『MASS III』までアートワークを担当していた。

Levy が在籍していた 2009 年結成のメタリックハードコアバンド BLACK HAVEN ではボーカルを担当。BLACK HAVEN は2011年に『Harmbringer』を発表。KINGDOMOATHBREAKER とライブを行った。

以上のほかにもスプリットリリースなどで数多くの人物がかかわっている。

CHURCH OF RA が交流を濃縮する

こうした多岐にわたる活動と人間関係をひとつに結びつけるのが CHURCH OF RA である。Levy によると CHURCH OF RA は共生という考えにあたえられる名前:the name that was given to that idea of togetherness[Interview: Wiegedood | Echoes And Dustより(2017-11-06 閲覧)] で、その名のもとに AMENRA はあらゆる種類のさまざまなアーティストと仕事を行っている。音楽だけにとどまらず、映画や本、ファッションショーという形で成される [*]

CHURCH OF RA 名義の音楽作品もだしている。Brethren Bound By Blood という AMENRA と前述のバンドのスプリットシリーズ作品の曲を、TREHA SEKTRI が分解し再構築した内容になっている [*]

互いに深く知りあうことが重要視されることから [*]、彼らの活動拠点であるベルギーの Ghent がその中心となっている [*]。ひとつの新鋭ベルギーハードコアシーンとして捉えることもできる。

こうした活動は AMENRA の表現力に大きく影響してくる。雑多に交友関係をひろげるのではなく CHURCH OF RA としてその関係を集約することはその相互作用を高める働きがあるだろう。実際に Colin の歌唱表現の向上やアンビエント要素、民族要素などには CHURCH OF RA からのフィードバックを感じられる。

AMENRA はシーンの空気感を強く濃縮し、作品に反映しているともいえる。

Consouling Sounds:Ghent エクスペリメンタルシーンを担う

Ghent の音楽シーンを考えるうえで重要となるのがレコードレーベル Consouling Sounds の存在だ。

ポスト系サウンドやドゥーム、アンビエントを扱うレーベルとして 2008 年に設立された。現在はそこにとどまらず、独自の審美眼でバンドをサポートしている。

GNAW THEIR TONGUES や ALKERDEEL の作品を積極的に発売しているといえば、わかるひとにはそのキレ具体が伝わるだろう。

そうした革新的なたぐいの音楽は、音楽界全体では日陰の位置にとどまっています。(…)レーベルを通して、彼らにふさわしい足跡に足を踏み入れるチャンスを与えます。ConSouling Sounds のメールオーダーで、リスナーが彼らの音楽を見つけやすいようにします。(…)私たちは革新やクロスオーバー、実験の鼓動を支えつづけたいのです。

these innovating types of music keep holding only a shadowy position in the entire musical landscape.(…)Through the label we offer them the chance to step in to the footlights they deserve. Through the ConSouling Sounds mail order we help this music find it’s way to the audience more easily. (…)We want to keep our finger to the pulse of innovation, crossover and experiment.

[Consouling Sounds – ページ情報より(2017-11-06 閲覧)]

創立者の Mike Keirsbilck は AMENRA についてこう語っている。

彼らとの出会いは『MASS II』でした。彼らの存在は、その後のレーベル活動に強い影響をあたえています。はじめて彼らと仕事は、いま思い出しても魔法のような時間です。

Mass II was my introduction to Amenra. The band has been a defining force in the musical choices I’ve made. To have been able to work with them for the first time will always remain a magical moment.

[Consouling sounds from Ghent | Red Bull Belgium: The Vinyl Frontierより(2017-11-06 閲覧)]

いっぽう Colin は 彼らについてこのように語っている。

Nele(筆者注:Consouling Sounds のもうひとりの中心人物) と Mike は私たちが出会ったなかでも本当に暖かいひとたちで、私たちを高く評価してくれ、私たちがすることを完全に理解してくれています。

Nele and Mike are really good warm-hearted people that we met along the way and who appreciate us and completely understand us for what we do.

[Interview: Colin H. van Eeckhout from Amenra | Echoes And Dustより(2017-11-06 閲覧)]

よい音楽をつくることとそれが知られることはイコールではない。一般にわかりにくい音楽であればなおさらだ。そのふたつを結びつけることに意義を見出すレーベル。AMENRA の活動に感銘を受けてくれるそうした存在が身近にあったことは、彼らがここまで大きくなったことと無関係ではないだろう。

最近は MADENSUYU や RAKETKANON など、AMENRA とは少し毛色が異なるバンドとのスプリットリリースを行っている。

HYPERTENSION RECORDS:AMENRA 初期を支える

初期の AMENRA を支えたレーベルとして、2005年に設立された HYPERTENSION RECORDS の名もあげられる。『MASS II』~『MASS IIII』やサイドプロジェクトのいくつかを発売している。

最近では Colin と Mathieu、NEUROSIS の Scott Kelly によるインダストリアルなプロジェクト ABSENT IN BODY の作品をリリースしている [*]

H8000:AMENRA の原点

ここで AMENRA 創立以前にまでさかのぼってみよう。

AMENRA 創立メンバーは SPINELESS というバンドを組んでいた。SPINELESS は 90年代に起こった H8000 というベルギー西フランダース地方のハードコアシーンにいたバンドだ。

地方の郵便番号 8000 に Hatefull の H をつけたこのシーンは、音楽的にはメタリックハードコアが、思想としてはストレートエッジが基本となっている。エッジメタルと呼ばれることもある。(詳細は H8000 シーンの中心にあった Goodlife Recordings のページに書いてある)

SPINELESS もエッジメタル的な音楽性だが、ふしぶしにいまにつながる抒情性があらわれている。

Lennert が所属していた LIAR は H8000 シーンの中心にいたバンドのようだ。ほかにも CHURCH OF RA 関係を調べているとちょくちょく H8000 関係者がでてくる。H8000 がベルギーハードコアの基盤をつくり、エッジメタル以外のハードコアの発展にも寄与したことはまちがいない。

現在 AMENRA と直接の関係はないにしろ、ストレートエッジという禁欲的な思想が、彼らのアトモスフィアの厳格さに寄与していると考えてもよいだろう。

NEUROSIS と Neurot Recordings:もっとも影響力の強いバンドとレーベル

『MASS V』以降、AMENRA は NEUROSIS のメンバーによる音楽レーベル Neurot Recordings と契約している。地元ベルギーのバンドとしての AMENRA を支えたのが Consouling Sounds と HYPERTENSION RECORDS なら、世界の舞台に引きあげたのが Neurot Recordings といえるだろう。プロの環境を準備された彼らは、音楽的に大きく飛躍した。

AMENRA と NEUROSIS の関係について振りかえってみたい。

ことは NEUROSIS の Scott Kelly が Combat Music Radio という番組で AMENRA を取りあげたことから始まる。詳細な日時は不明だが、2006 年時点ではすでに良き友人だったようだ[*]。その後、2007年にオランダで開催された Roadburn Festival で同じステージを踏み[*]、翌日 Scott がギターをつとめる BLOOD AND TIME と共演した[*]

それから 5 年後に、彼らは Neurot から『MASS V』を発売することになる。#5「Nowena | 9.1」では Scott がボーカルで参加している。これに関して Colin はこのように語っている。

Scott が私たちのアルバムに何か貢献してくれたことは、たくさんのことを意味します。先に道を踏み出した人たちから、尊敬して大いに借りがある人たちから認知を得ることが、どんなに充実した気持ちであるのか言い表せません。NEUROSISがなければ、おそらくAMENRAは決してなかったでしょう。

Es bedeutet uns eine ganze Menge, dass Scott etwas zu unserem Album beigetragen hat. Ich kann gar nicht beschreiben, was für ein erfüllendes Gefühl es ist, die Anerkennung von denjenigen zu erhalten, die den Weg vor uns beschritten haben, die wir respektieren und denen wir immens viel schulden. Ohne NEUROSIS hätte es vermutlich niemals AMENRA gegeben.

[METALNEWS.DE – INTERVIEW: Amenra – Colin H. Van Eeckhoutより(2017-11-06 閲覧)]

他のインタビューをみても、NEUROSIS が彼らの音楽基盤にもっとも強い影響をあたえているのはまちがいない。

たしかに『MASS V』は音楽性や音質が近年の NEUROSIS に寄ったと捉えることもできる。ズンドコドラム+うねるようなギタープレイから従来のアメン・リフという展開をみせる #1「Dearborn and Buried」はそれが顕著だろう。

とはいえ、初期の彼らはそれほど NEUROSIS に近くはない。ISIS や CONVERGE、PELICAN などの名前をあげたほうがしっくりくるだろう(初期 ISIS は NEUROSIS のフォロワーだったということを加味しても)。なぜだろうか。

これには出自の違いは関係しているだろう。NEUROSIS はクラストパンクシーンが源流なのに対し、AMENRA はメタリックハードコアシーンから来ている[*]。基盤が違うため、NEUROSIS のような音楽をつくろうとしても異なる様子になってしまった、というのは考えられる。

もうひとつは、彼らの音楽制作に対する姿勢があるだろう。Colin はこのように語っている。

あなたの主な影響は何ですか?

人生そのもの! それは、テキストと概念の両方で、私たちの音楽において非常に重要な役割を果たします。

Wat zijn jullie voornaamste invloeden?

Het leven zelf! Dat speelt zowel tekstueel als conceptueel een bijzonder belangrijke rol in onze muziek.

[Amen Ra – Interview | Kwadratuurより(2017-11-06 閲覧)]

12. AMEN RAの音楽に影響を与え、影響を与えたグループは何ですか? あなたの音楽の神は誰ですか? よくいわれるだろう ISIS や NEUROSIS のほかに、BOTCH や CONVERGE の影響もあるとおもうのですがどうでしょう?

たわごと。私の人生と交錯しクソをしていくすべてのものとひと…… それが影響源です。クソ、MASSIVE ATTACK、TOOL、WOVENHAND など…… まあ、おそらくいちばんわかりやすいのは NEUROSIS や ISIS、PELLICAN、SWITCHBLADE でしょうが…… 見たり聴いたりしたものすべてから影響を受けます。手に収まる程度のディスクによって我々の音楽はつくられているわけではありません。

12.Quelles sont les groupes qui influencent et ont influencés la musique d’AMEN RA? Qui sont vos dieux musicaux? Certains diraient ISIS, NEUROSIS, mais j’ai également lu BOTCH et CONVERGE?

Merde. Tout chose et tout les gens qui croisent mon chemin et me laisse dans la merde…Est mon inspiration. La vie est une inspiration. Et merde, MASSIVE ATTACK, TOOL, WOVENHAND, tu les as nommés… Oui, peut-être que les plus reconnaissable sont NEUROSIS, et ISIS, PELLICAN, SWITCHBLADE… Tout ce que nous entendons et voyons nous inspire. Ce n’est pas comme si nous faisions notre musique avec 5 disques dans notre main.

[INTERVIEW : AMENRA | Shoot Me Again Webzine.より(2017-11-06 閲覧)]

そう、彼らの根源は「痛み」表現を通して人生を前に進めることだ。自分の音楽体験を消化して形にする活動ではない。あくまでその時点での「痛み」において必要な表現が NEUROSIS なり ISIS なりだった、ということになる。

であれば、初期にはそうでもなかった NEUROSIS 的表現が、接点が強まった『MASS V』で強まったのは当然ともいえるだろう。

そして、だからこそ彼らはたんなるフォロワーではない音楽性を得られたのだろう。

実際「Dearborn and Buried」も NEUROSIS 的フレーズによって蓄えられた歪んだアトモスフィアがアメン・リフによって昇華する、という形になっていて、単純に「影響を受けた」「取り入れた」レベルの馴染みかたではない。

自分が具体的に思い浮かべたバンドらへの追従や差別化ではなく、音楽もそれ以外もすべてが混然となってできあがった自分自身の人生をみつめて出てくる音楽。CHURCH OF RA の名のもとに自ら積極的に親密なアーティストと交流をしつづけ、あるいはレーベルのサポートのもとでベルギーだけでは収まらない交流をしつづけるかぎり、彼らの音楽的進化は止まらないだろう。

Tokyo Jupiter Records:日本のアトモスフィアシーンの代表レーベル

地元ベルギーの確固たるシーンや信念あるレーベルによって活動を支えられた AMENRA。現在はアンダーグラウンド/エクスペリメンタルなメタル/ハードコアの有名レーベル3種と関係をもつまでに至った。

そして日本にもそんな AMENRA の軌跡に貢献したレーベルがある。それが Tokyo Jupiter Records だ。

2008年の THE BLACK HEART REBELLION の初期音源集の発売でベルギーシーンとのつながりをもった同レーベルは、2011年にベルギーとフランスで TOKYO JUPITER FEST を開催する。THE BLACK HEART REBELLION、KINGDOM、SYNDROME ら CHURCH OF RA の関係者が出演したこのフェスをへて、同年 AMENRA『Mass III-IIII Japan limited edition』を発売した。本作はサウンドの型が完成した時期の作品がひとつになっているので、最初にとる1枚として最適だ。まだ配信がそれほど普及していなかった当時、大変に意義のあるリリースだった。

すでに書いたとおり、現在この作品を対象に AMENRA 来日キャンペーンを実施している。2017年内に本作が完売した場合に限り、長らく来日を望んでいるバンドとの交渉を本格的に開始します[Amenra – Mass III-IIII Japan limited edition 2CD | Tokyo Jupiter Recordsより(2017-11-06 閲覧)]とのこと。ぜひ買って彼らのサウンドを体感してほしい。

AMENRA の最新のライブがフル配信されている。来日の場合このレベルに劣らないフルセットライブが期待できるようだ。でも売上ペースは厳しいらしいので「痛み」[*]

JAPAMOSPHERE 2017

Tokyo Jupiter Records は 12 月 10 日 に日欧 8 バンドを集めたアトモスフェリック・フェス JAPAMOSPHERE 2017 を開催する。アトモスフィアラー垂涎のバンドばかりで、日本でもっとも濃厚なアトモスフィアを味わえるライブになることはまちがいない。

真性アトモスフィアラーはもちろん、Google で「アトモスフィア 意味」で調べるようなひとも、都合があえばぜひ行ってみてほしい。

IMG_7173

[TOKYO JUPITER RECORDS — Tokyo Jupiter Records presents JAPAMOSPHERE 2017…より(2017-11-06 閲覧)]

どんなひとにおすすめ?

重々しい「痛み」が彼らのキモだ。激しい音楽、叫ぶボーカルに耐性があるという前提だが、以下のような音楽が好きなかたは引っかかるものがあるとおもう。

  • NEUROSIS や ISIS、CONVERGE、PELICAN など、彼らが強く影響を受けているだろうシーンやバンド
  • TOOL などのスピリチュアルな雰囲気をもつバンド
  • ENVY や HEAVEN IN HER ARMS などの空間表現が顕著な、抒情的なハードコアバンド(ちなみに ENVY はヨーロッパツアーで AMENRA と対バンしている)
  • MONO などの空間表現が顕著な、抒情的なポストロックバンド
  • MASSIVE ATTACK や RADIOHEAD など、ジャンルを問わず陰鬱な雰囲気のあるミュージシャン
  • 『朽木の灯』までのムック(その後上記のミュージシャンなどを好むようになった場合なおのこと)
  • 「痛み」をコンセプトとしていてライブでボーカルの自傷行為が目立つバンド

あとがき

ほんとうは『MASS VI』発売まえに公開するつもりでした。なので最新作についての言及は十分ではないです。あと彼らは本や映画などもやっているようですが、持ってないので感想はないです。

AMENRA 関連の情報はフランス語やオランダ語、ドイツ語などの場合がおおく、Google 翻訳にめちゃくちゃ助けられました。さすがに直で日本語だと MAKKENZ の初期みたいなわけのわからない文章になりますが、英語にして自分で訳すとだいたい意味がわかります。逆にいうと英語はいまだ必要な能力なのかなという。

ベルギーについて

そういえば私は AMENRA の影響をうけて初の海外旅行としてベルギーにいった、おそらく日本でただひとりの人間です。

ベルギーは教会などの建築がほんとうにアメンラってかんじでよかったです。そりゃこんな音楽でてくるわという感じでした。城の中庭なんかは完全にファンタジー系映画/ゲーム(というか Skyrim)でみたことあるやつでした。

チョコもおいしいしワッフルもおいしい(人生の「甘み」)。ワッフルにはブリュッセル風とリエージュ風があって、ブリュッセル風のほうが好きでした。わりとトッピングモリモリを推してくるんですが、まず生地がマジでうまいです。日本ではあまり食べられませんが、東京駅の大丸にベルギーの老舗 DANDOY が入っているのでそこで買えます。ただ焼きたてじゃないので生地感が落ちる・少し小さい・他の同様のお菓子とくらべると高いので、もっとこうファミチキくらい軽いかんじで買えるようになってほしいです。大阪だと Hapje というところで食べられるようですね。

リエージュ風は日本でもポピュラーです。マネケンが有名でコンビニでも買えます。個人的には MR.waffle がおすすめです。生地の「うまみ」が味わえます。どちらもオーブンで焼いたほうがおいしいです。チョコがかかってるようなのは無理ですが……。

ともかくベルギーは総合しておすすめです。男性用便座が高くておしっこはしにくいのでそれだけ注意。

シェアしてくれるとうれしいです

がんばって書いたので SNS でシェアしてくれるとうれしいです。そしてたくさんのひとが AMENRA や関連バンドを好きになってくれるとうれしいです。それで来日が叶ったらさらにうれしいです。

ちなみに本記事は私が勝手に書いた独自研究文章です。バンドや関連レーベルとはなんのやりとりもしていません。

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