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海外のヴィジュアル系をまとめて47バンド紹介してみた。

前書き

何せ数が多いので「とりあえずおすすめだけ教えれ」という方に。下記リンクと右下(携帯は右上)の「最上部へ」ボタンで行ったり来たりしてもらえれば。

演奏や録音の技術水準が高いのはOVERWORLD(メタル系)、GLORIA IN EXCELSIS(シンフォメタルコア系)、LILITH(the GazettE系)、AKADO(インダストリアルメタル)でしょうか。あと、珍しいのはGaidjinN(ジェント)とSOL ARDOUR(黒人)。個人的にはバカみたいに低音出してるzetsubou:[TRIGGER]は応援したいです。日本のバンドには日本語詞、声色、男性という点でMEAが一番近いですが、海外勢は邦ヴィジュアル系基準でいくとどこかしらヘンなので、日本にいるようなバンドを求めるかたは素直に日本のバンドを聴いたほうが良いんじゃないでしょうか……。

そういマジメなのいいから!というかたは、IN SHADEのモノマネをしたあとにPINKU JISATSUでケイレンを起こしてください。

なお、各バンドの頭にある画像をクリックすると埋め込み動画が流れます。

活動中のバンド

OVERWORLD

国:スウェーデン
活動時期:2012年~

最近のメタル寄り実力派バンド(ボーカルはひいき目)。映像の曲は疾走メタルだけど、アルバムの曲はグロウルや重低音リフも交えて展開。リフワークにthe GazettEの影響あり。英詞でそんなに声色を作ってないので日本のヴィジュアル系とはちょっと雰囲気が違います。

ガイジンのかっこよさをちゃんと活かした薄メイク&衣装で日本人には出せない雰囲気、出てます。私が勝手に言っているスクエニ系だこれ。ベースのひととかFF10に出てましたよね?ね?

BatAAr

国:スウェーデン
活動時期:2010年~

映像だとゲイズム、いや往年のグラムロックを思わせる化粧でスタジアムロックをやってますが、この程度にはマッチョなハードコアもやっています。というか絶対そっちが本業だろ。楽しそうすぎるでしょ。

KERBERA

国:スウェーデン
活動時期:2013年~

元SEREMEDYのSEIKE氏が新たに始めたバンド。音楽性は若干メタリックで大人びたもののSEREMEDYの延長線上にあるのでファンのかたはそのまま楽しめると思いいます。しかし女形のファッションまで継承してるそのこだわりは何なんでしょうか。

SEIKE氏は海外ヴィジュアル系情報サイトVisual Uniteを創設したり、かなり活動的な模様。海外ヴィジュアル系って風当たり強そうだし、何せライブが遠いんで日本からも人気イマイチそうだしがんばって欲しいです。

DIE/MAY

国:スウェーデン
活動時期:2013年~

SEIKE氏所属のバンド。映像のピコピコハードコア曲はYOHIO氏がミックスを手がけているようですが、既発のシングル「LOVESESSED」と比べてかなり音が良いです。YOHIO氏のミュージシャンとしての地力の高さが伺えます。

CRESTILLION

国:スウェーデン
活動時期:2013年~

カラフルポップな見た目と過剰とも言えるネコナデ声は近年のオサレ系に通じます。この声色は海外ではなかなか珍しいです。英詞で音楽性がピコポップパンクなので一時期のALL TIME LOWとかあの辺のキッズパンクのような雰囲気もあり。

SHIZZURA(シッズラ)

国:ドイツ
活動時期:2010年?~

山形を思わせるバンド名です。facebookおすすめアーティスト欄の<DEATHGAZE , D’espairsRay , Girugamesh , MUCC , Korn , HIM>がすべてを物語っているような音楽性。つまりニューメタル系。LOUD PARKあたりに出演してメタラーにケチつけられる系。クリーンボーカルはほのかにヴィジュ臭いです。ただし「Boku No Kurai Mirai」とかいう密室系というか初期ムックを思わせる日本語ヴィジュアル歌謡もやってるあたり混乱します。本国のかたにはどういう受け取りかたされるんでしょうこれ。

割と化粧っ気はあるものの、フロントマンの見た目がDEFTONESのChinoリスペクトなのでKoi No Yokanしかしません。

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KOGURE(コグレ)

国:ドイツ
活動時期:2010年~

ヴィジュアル王道ハードロックをベースに重低音リフを絡ませるタイプ。歌謡曲もうまい具合にメロディに取り込んでいます。歌は英語に発音に寄せた日本語歌唱。ボーカルが女性という点を除けば割とふつうに邦ヴィジュアル系です。というかドラマーがインパクト強すぎて他に目がいかないんですが。頬紅チークのkawaiinessとは一体……。

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Nana:[shi]

国:ドイツ
活動時期:2010年~

和風っぽい旋律を使いつつ低音リフでがんがん攻める新世代タイプ。ボーカルは基本的に英語で、要所要所日本語を絡めてくる感じ。男女混合かつ女性ボーカルなのでヴィジュアル系の仲間に入れてもらえなさそう(犬神某氏談)ですが、今後期待できそうな雰囲気はあります。

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生命光☆Seimei Hikari

国:ドイツ
活動時期:2007年~

ヴィジュアル系を自称しているものの、映像の曲はボーカルレス完全打ち込み曲です。結構凝っていますので、メトロノームの入場曲だけで休日を1日潰せるタイプのかたにはおすすめできます。ピアノとアコギのしっとりとしたインスト曲もあり。ワタクシ、数千円出してオークションで落札したライブ会場配布CDがインスト曲だったときの記憶が蘇りました。ちゃんと調べてから買おうね。

SoundCloudでたくさん曲を配信してます。ボーカルはないものの、こちらはバンドっぽい曲もあります。

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LaBathory(ラーバソリ)

国:ドイツ
活動時期:?~

意図してかどうかは別として、不協和音キメまくってます。ヴィジュアル系を自称しているものの、メンバーの3分の4が女性だったり、ボーカルがふつうに歌ってたりで、日本人基準で言うとヴィジュアル系ではないです。低音出したいインディバンドのほうがしっくりきます。きます?


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Cho^kaze(蝶風)

国:ドイツ
活動時期:2010?~

打ち込みサウンドですがヴィジュアル系を自称しております。ベースのひとのTwitterを見る限りオサレ系のようです。ダークサイドとポップサイドをニオわせるアートワークがソレっぽい。

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MEA

国:インドネシア
活動時期:2010年~

私が勝手に親近感を感じているインドネシア産のヴィジュアル系です。やっぱり濃い化粧はアジア系のほうが映えますね。歌詞も日本語なのでいつもと変わらぬ気持ちで接せます。

DELUHI大好きのようで、サウンドもそんな感じのゴリゴリ→サビ爽やか系です。若干ギターが甘いのはご愛嬌。ギタリストの名前が「びゅ」とかいう熱血硬派くにおくんのモブキャラみたいなのもご愛嬌。記念すべき最初のミニアルバムのジャケットがkonozamaなのもご愛嬌。っていうかヨダレしか出ないんですが何ですかコレは。ただし、現時点で日本からは彼らの作品を購入できないようです。続報を待ちましょう。

年齢不詳ですが、ボーカルの声質やドラム氏の童顔(友だちのヨシオカ君に似てる)を考えるとかなり若いんじゃないでしょうか。今後の成長に期待大!ちなみに5月に来日するようです。みなさんぜひ

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ZANROKKU

国:インドネシア
活動時期:2009年~

まだまだ続くぜインドネシア!こちらも公式サイトにDELUHIの名が挙がっております。インドネシアで局地的にDELUHI大人気説浮上。とはいえ映像作品はthe GazettE「千鶴」感マシマシで、「KABUKI」というやめけよソレっつうようなモダンでヘヴィネスな曲もやっているあたりガゼッテが一番の影響元だと思われます。

MEAとは違いボーカルの容姿から出身国がほとばしっております。つうか、なんか、X-MENに出てませんでした?え?他のメンバーもクセモノ揃いで、ギターMiyuu氏はTwitterアカウントで「後悔したくないひとはフォローしないでください」とかチュウニリキ全開の文章かましてますし、映像でドラム叩いてるのにパートはギターのRyuu氏は4月20日に脱退してるし、ベースのXiaojun Huang氏はfacebookページで「僕の愛しい天使……†」とか「交際の終了」とか赤裸々に恋愛事情を綴っています。日本だったら大炎上&粘着出現不可避。

前途多難の予感しかないですが、上記の「Silent Alice」はこちらからダウンロードできますのでどうぞ。

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JELLYFISH

国:インドネシア
活動時期:2011年~

さらにインドネシアです。ヴィジュアル系が流行ってるんでしょうか。彼らも影響を受けたものにthe GazettEの名前をバーンと出してますが、そのあとにAlice NineとかVividとか続きます。そして、曲も大体そんな感じの傾向で、前述の2バンドと比べると攻撃性抑え目で哀愁と開放感が大目です。シンセなども使うようです。日本語じゃなくてたぶん母国語で歌ってるのも違う点ですね。ちなみにカバーもたくさんしているようですよ。

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SILVER ASH

国:中国
活動時期:2000年~

Sweet Childのイベントにも参加したことがあるベテラン。ほぼ全曲ミドルテンポ以下でメロディや演奏は歌謡曲スレスレというかったるい音楽性のせいか2005年に契約を切られてしまいました。ただ、その後も活動を続け、2013年に「Reborn」で全国流通復活をしております。流行のブロステップを惜しげもなく取り込んだわりにそれ以外の部分がアレなのはもはや伝統芸能でしょう。

LILITH

国:中国
活動時期:2012年~

中国新進気鋭のthe GazettE系バンド。心なしかRUKIに顔まで似せている気合いの入りっぷりです。といっても近年流行のメタルコアフレーズを織り交ぜているあたりには心意気と実力を感じます。演奏や録音もしっかりしてるし、見た目もちゃんとヴィジュヴィジュしてるのでネオ以降が好きならふつうに盛り上がれるんじゃないでしょうか。この勢いをSILVER ASHに見習って欲しいところです。

ただし。中国人は顔も日本人と近いので演奏と見た目は全く違和感がないのですが、歌詞が中国語なんですよね。めちゃくちゃ滑舌が悪いボーカルだと思えば日本のバンドに聴こえるかもしれませんが、そこまでするくらいならふつうに中国語の響きに思いを馳せて楽しんだほうが幸せになれそうです。

ギター氏のソロ活動AFFECTIVE SYNERGYは日本のバンドと見まがう感じですが、もともと日本のヴィジュアル系バンドでギターを弾いていたようです。

公式(中国語)

ARMY OF JADE KIRIN

国:中国
活動時期:2008年~

黒に身を固めた見た目と、電子音を織り交ぜながら突進するその音楽性はヴィジュアル系と言ってもよいのですが、ボーカルがゴッツイおっさん声なので何かそう言い切ってしまうには違和感があります。メタル的に化粧したらヴィジュアル系の仲間意識を持たれたGARGOYLE感はあるかもしれません。

公式(試聴可)

GaidjinN

国:フランス
活動時期:2008年~

かっこよすぎる映像の割にガイジンとかいう身もフタもない名前ですが、なんとヴィジュアル系ジェント!世界初なんじゃないでしょうか。日本の最先端メタルヴィジュアル系DIR EN GREYが『THE UNRAVELING』で若干手を出したもののたぶん意図的にザ・ジェント感を外したところをあっさりやってしまうあたり、さすが第一次MESHUGGAHチルドレンのGOJIRAHACRIDEを生み出したフランスというところです。つうかゴシカルなフレーズやピアノ絡める感じがふつうにカッコいいのでLisnable Recordsあたりがトチ狂って拾ってくれないっすかね?

ちなみにfacebookの好きなバンド欄にはPERIPHERYとDIR EN GREYがワンツーフィニッシュを決めており、まんまです。ボーカルのクリーンボイスに多少難ありなので、今後練習を重ねてうまくなって欲しいところです。

このバンド、格好はかなりゴシカルなんですが、プロモーション動画も含め、facebookやTwitterにメンバーの姿が一切載っていません。一部動画でギタリストの格好が若干わかるくらいです。動画を配信しているBeheadingTheTraitorってとこは「金払えばYoutubeで宣伝してやるよ」ってだけの存在のようで、別に事務所などと契約してる節もないんですが、何ででしょ。水面下で何か動いてるんでしょうか。それともやっぱりヴィジュアル系じゃ売れないんでしょうか。ともかく脱ヴィジュしていくとすれば少し寂しいです。

ちなみにこの曲以前は普通にゴシックなヴィジュアルロックをやっていたようで、メンバーの姿も含め、どういう経緯でこの変化を遂げたのか気になるところです。

彼らの曲は国内外見渡しても買えるとこありませんでした。今後に期待しましょう。

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HYBRIDS

国:フランス
活動時期:2011年?~

気合い入りまくりの衣装と疾走ピコピコピロピロハードロックで良い感じに期待高まりますが、ボーカルが入ると一気に空気が変わります。本来あるべきメロディに対して若干のモタつきがあるうえ、フランス人だから日本語の発音も英語の発音も本格的でないのでとてつもないB級感が醸しだされています。マイイリュージョォオ↑↑ン♪

過去作を聴いた限り、映像の曲あたりからどうやらボーカルが変わっている模様。前のボーカルはRUKI感すごいです。みんなthe GazettE大好きだな!でも言葉のモタつきは共通してて、これってもしかしてフランス語のノリってやつなんでしょうか。よくわかりませんがとにかくシエスタって感じです。

IN SHADE(元JENLAYN)

国:フィンランド
活動時期:2011年(JENLAYN)~2014年(IN SHADEに改名)~

LUNA SEAとか好きそうな感じです。映像の作品はイントロの爽やかなカッティングギターに期待感が高まる曲ですが、やけに頭に残るシンセフレーズとカッティングギターにあわせて狭いなかうねうねと動きまくりながら華麗にラップをキメるボーカルが脳裏に焼きついてやりきれない思いだけいつも噛みしめイラだちさえ感じます。本記事中のバンド屈指の中毒性。最高です。テーレレレレーレテーレレレレーレ……。

改名前後でそんなに音楽性は変わっていない気もするんですが、なんで改名したんでしょう。

KARMIA

国:フィンランド
活動時期:2010年~

哀愁ディストーションハードロック系。ボーカルの声質がハスキーなのが特徴的です。シングルを2枚出していますが、『Mistakes』に収録されている「Rapture」という曲はヘヴィなリフと雰囲気を保ちながら開放感のあるメロディを使っておりなかなかかっこいいです。

えっ、しゃべりすぎた芸人感……?

PSYGAI

国:ブラジル
活動時期:2001年~

2004年リリースのジャリ曲「Gomen~Supreme obscure art」が話題になったので知っているかたも多いでしょう。とはいえあれからもう10年。海外ヴィジュアル系の中ではベテランな彼ら。頭髪や筋肉に表れているストイックさがサウンドにも反映されています。ます?Bandcampでフリーダウンロードで無料試聴できるけどもうなんかプログレッシヴ目指したのかなんなのかわけわからんことになってるあたり、YAMAI、感じます。

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DRACE XII


国:ブラジル
活動時期:2008年~

クサメロヴィジュアルメタル。いや、見た目全然ヴィジュアル系じゃないですし、元ANGRAのEdu Falaschiがプロデュースとかそれただのクサメロメタルじゃないですか。いくらヴィジュアル系を自称されても私、困ります!

メタルとしてもアレですが、とはいえこれは素直に公用語で歌ったほうが良かったような気がします。我々が英語で歌うと英語圏のひとたちにはこういう感じに聞こえるんでしょうね……。うへえ。

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DNR (Dream Not Reality)

国:イタリア/ドイツ
活動時期:2008年~

海外ではかなり有名なバンドのようです。見た目こそベテラン黒服系っぽいですが、音楽性はエモい海外ロックに近いです。英詞で発音も洋楽的。とはいえもともとのコンセプトが<To fuse the Asian and Western Music as well as Visual styles into one.(アジアと西洋のヴィジュアル系を融合させる)>であり、確実にヴィジュアル系の影響を受けています。

そんな音楽性もさることながら、メンバー写真のフォトショップ修整技術も目を見張るものがあります。ボーカルの頬骨のラインとか特に。

GUREN(ぐれん)(GLORIA IN EXCELSIS)

国:ベルギー
活動時期:2008年~

ガイアに輝けと言われそうな風貌のスリーピースバンド。ヴィジュアル系やメタルの他、ヒップホップからの影響も公言している珍しいタイプです。HIGH AND MIGHTY COLORや、もしかしたらAA=やTHE MAD CAPSULE MARKETSが好きなひとも楽しめそうです。ただ女性がボーカルということもあり、ヴィジュアル系としては微妙に仲間外れにされそうです。

現在はGLORIA IN EXCELSISというボーカルのソロプロジェクトに他のメンバーがサポートで参加するという、実質別名バンドでの活動をしている模様。そっちは完全にメタルコアです。シンフォ/ゴシック要素がふんだんに盛り込まれておりなかなか聴きごたえがあります。ネオ以降バンギャルの方ならこっちのほうが受け入れやすいかもしれません。

AKADO(赤道)

国:ロシア
活動時期:2002年~

ゴス+サイバー+デジタルサウンドという、インダストリアル界隈の影響色濃いいかにもロシアなバンド。中心人物のNikitaの、グロウルどころか女声と男声の使い分けもするボーカルが特徴的。ロシア語歌詞のうえナヨ声でもないので†ザ・ヴィジュアル系†っぽくはないですが、ヴィジュアル系に多大な影響を与えたMARILYN MANSONが食えるなら全然イケるんじゃないでしょうか。

SYSTEMSHOCKとかこの辺のひとたちって、ヴィジュアル系の影響でこうなったのか、それともゴスからたまたまヴィジュアル系に寄ったのかがわかりにくいですが、彼らに関してはバンド色が強いことや日本語のバンド名をわざわざつけていることからヴィジュアル系の影響と取って問題ないでしょう。

zetsubou:[TRIGGER](絶望[トリガ])(元Kage No Shujin)

国:スイス
活動時期:2006年(Kage No Shujin)~2010年(現バンド名)~

えげつない低音出してチャグキメまくるNu Metal以降の雰囲気を持ちつつ、ゴシックなシンフォ要素や密室系のような和風歌謡経由の仄暗さも持つバンド。何となく在りし日のD’espairsRayを思い出しました。あと初期ムックも。とにかく低音好きのアテクシ一押しです。

日本語を中心とした歌でかつキメキメの声なので日本人の持つヴィジュアル系バンド観にもそぐわないです。メンバーもゴシカル方面に力を入れた化粧なのでマッチョ外人がキラキラ化粧したときの「あっ……」っていう感じもありません。邦ヴィジュアル系基準で見ても、音も見た目もかなりしっくり来るんじゃないでしょうか。

「終わりと始まり」は公式ウェブサイトで無料配信していますが、何度やってもInternal Server Error返ってくるので私はもうダメみたいです。

ちなみにKage No Shujinのときはもっとコテコテした感じだったようですが、音悪すぎてわかんねぇですねこれ……。

全然音楽と関係ないんですけどfacebookの投稿記事が4連続「〇〇くんの誕生日です!」で笑った。全員早生まれかよ!

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Visual Moon

国:モンゴル
活動時期:2010年~

チャラいシンセとかラップとか入る系。映像の曲はゴシカルなフレーズも交えておりなかなかかっちょよいです。でも何語で歌ってるんでしょうか。中国語?とりあえずモンゴルってだけで及第点出しておきますね。たくさん良い曲を書いてください。

(5月1日追記:いまさらですが貼る曲まちがえてました。ほんとはこっち。この曲はモロアジア歌謡ってかんじですね)

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In a SCAR

国:日本、スペイン
活動時期:2012年~

日欧混合バンド。中心人物が中村淳一氏という日本人のかたのようです。Visual Uniteで紹介されているものの、演奏は完全に本格派メロデスでボーカルはHR/HM。その辺りは全然ヴィジュアル系じゃないです。ただ、中村氏がLUNA SEAなどを好きな影響なのか、節々にキャッチーさが顔を出すのはそれっぽいです。

SoundCloudでたくさん試聴できます。

MUGEN ZERO(無限ゼロ)

国:スペイン
活動時期:2010年~

重低音系和風ヴィジュアルハードコアです。展開などは割と変則的で凝ってます。日本語で歌っていますがいかにもガイジンな感じで、辺境メタル好きにはたまらないものがあります。演奏が全体的にもっとかっちりキマれば日本のヴィジュアル系ファンにも届くんじゃないでしょうか。

ちなみにフリーダウンロードできる作品はバンドサウンドじゃなくリミックスみたいな感じ。ガテラルなども交える変態テクノサウンドで結構おもしろいです

facebookBandcamp

堕天使 PROJECT(Datenshi Project)

国:スペイン
活動時期:2011年~

元GothicDoll、元Disaster Vanghの方がサポートドラムを務めているとのこと。女性ボーカルで日本語歌唱。初期ムックの歌謡曲要素を増幅したような音楽性です。堕天使という言葉とPROJECTという言葉で堕天使(バンド)とKISAKI PROJECTが引っかかるあたり高得点です。

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EVE

国:韓国
活動時期:1997年~

ベテラン黒服系バンド。動画を見ると当時めちゃくちゃ人気だったようですね。Wikipediaの記述を信じると、現在はボーカル以外全員脱退してしまったようですが、その後もDuel Jewelとコラボしたり、THE HYSTERIC5というグラムロックバンドを組んだりいろいろやってます。

SOL ARDOUR

国:アメリカ
活動時期:2009年~

アフリカ系とアジア系で構成された珍しいヴィジュアル系バンド。黒人のヴィジュアル系バンドマンはこのまとめでも唯一。演奏はまぎれもなくヴィジュアル系ですが、とにかく見た目が邦ヴィジュアル系離れしています。重低音や速度やわかりやすいメロディではなく各楽器を響かせながらの表現力で聴かせるタイプで、なかなか聴きごたえがあるんじゃないでしょうか。

ゲームが大好きで「アニメや漫画は人生を輝かせる」と語るオタクっぷりを露呈しつつ、科学や社会の発展に貢献したいという意識の高さを見せ、でも最終的には音楽への愛を語って締めるfacebookの文章は知性を感じさせます。おすすめアーティスト欄にジェントルマンの二大バンドPERIPHERYとANIMALS AS LEADERSの名前が並んでて、やっぱジェントって流行ってるんだなあって感じですが、ヴィジュアル系ジェントはまだ未開拓なのでいっそ彼らの表現力と知性を紳士方面に伸ばしてゴシック紳士化して欲しいとおもっております。

Lolita KompleX

国:オーストリア
活動時期:2008年~

いきなりドギツイおっさんのゴシックロリータが出てきて辟易したかもしれませんが、映像の曲はt.A.T.u.の有名曲のカバーなので安心して聴けます。

facebookページでVisual-keiではなくヴィジュアル系と日本語表記しているあたり気合いを感じますが、音楽的にはそんなにヴィジュヴィジュしておりません。バンド本体の曲はハードロック調です。

バンド名に偽りなきロリータなボーカルが可愛いですね。姉妹二人でやっているような記述も見られるのですが映像を見る限りひとりしかいません。もしかして二重人格とかいう設定でしょうか。だとしたらヨダレズビですね……。

MACHINA SHOGUNATE

国:イギリス
活動時期:2007年~

WHISPEREDよりも先にSHOGUNATEという言葉を使った、絶妙に不安感を煽る何とも言いがたいメロディラインと何とも形容しがたいヴィジュアルのシンセ入りゴシックバンド。facebookのおすすめアーティスト欄にはX JAPANやLUNA SEA、VERSAILLESといった「あーはいはいそうだよね」っていうのの他、DREAM THEATER御大や、90年代ヴィジュアル系ブームを駆逐した憎きポップパンクの海外大家BLINK 182の名前なども挙がっています。

音源はフリーダウンロードできます(リンク先音楽再生されるので注意)。今のところ音質や演奏がデモレベルですが、今後に期待しましょう。

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MOTIONLESS IN WHITE

国:アメリカ
活動時期:2005年~

この並びに加えるのが申し訳ない感じの、若手の中でも特に勢いのあるメタルコアバンド。出自がヴィジュアル系じゃなくて確実にエモ文化なんですが、ゴスファッション+サビメロメタルコア+エレクトロ要素という組み合わせは日本でのヴィジュアル系の流行りそのものなので紹介しておきます。

なお、TOKIO HOTELBLACK VEIL BRIDESなどは出自にヴィジュアル系が関係なさそうなうえ有名なので今回は省いてます。

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Creatures (CD)

現在活動していない、活動しているか怪しいバンド

SEREMEDY

国:スウェーデン
活動時期:2010年~2013年

日本で一番有名な海外ヴィジュアル系バンドなんじゃないでしょうか。VRockフェスで来日も果たしています。ギタメロ泣き泣きの疾走ロックをやったり、ガゼット(カタカナ時代)みたいなモダンなリフをかましたりしております。ただ、英詞で発声も露骨にヴィジュヴィジュしてないので「ヴィジュアル系だこれ!」って感じはそこまでないです。男の娘ギタリストYOHIOのソロのほうがオサレ系としてすんなり受け入れられるんじゃないでしょうか

2013年4月に音楽性の違いにより解散しましたが、2014年9月に一夜限りの再結成をするようです。

Heart†Kreuz

国:スウェーデン
活動時期:2007年~2008年

アニメとタイアップしてそうなシンセ入り疾走ポップネス+日本語詞とたまらないものがあります。1年で解散したあたり心が痛い。ボーカルのtohmasu氏はボーカロイドのカバーなどをしている日本好きのようです。

JUNCTION SKIES(元SAI)

国:スウェーデン
活動時期:?~2011年から音沙汰なし

SAIが2010年に変名してJUNCTION SKIESになったようです。SAIのときより大人っぽい黒服ハードロックになってます。アルバムも1枚出していてiTunesとかで買えるんですが、この記事を書いた時点で公式facebookの「いいね!」が279しかないところに活動停止状態の理由が伺えます。そんなものをまとめている私は一体何なんでしょうか。

KYRIELLE

国:スウェーデン
活動時期:?~2010年

スーツとシャツというわかりやすい格好。英詞で発声はヴィジュアル系。曲はネオヴィジュアル以降という感じ。

CINEMA BIZARRE

国:ドイツ
活動時期:2005年~2010年

本国ではデビューアルバムがチャート9位になったこともある人気バンド。音楽性はいわゆる洋楽のロックで、見た目だけがヴィジュアル系になりましたという感じではあります。

解散後、ボーカルのStrify氏はソロでエレクトロポップスを、ギターのYu氏はDNRに加入しています。Yu氏はDNRのボーカルとMonoChrome HeartsというCINEMA BIZARREに似た感じのユニットを組んだり、ソロで活動したりしているようです。もはや大御所。

SHOCKER X

国:アルゼンチン
活動時期:2006年~2012?(最後のライブ確認日、公式ブログ消滅)

MADONNAの「Frozen」のカバーが有名なバンド。ガゼットの影響が強そうな、重低音でがりがり攻める系。ミドルテンポの曲はこんな感じ。ヴィジュアルの変態度高め。

PINKU JISATSU(ピンク自殺)

国:スペイン
活動時期:2006年~2010年

90年代後半~2000年代前半に流行ってたような気がする医療系そのものです。怪しい日本語詞ですがそもそもギャシュカッチュオウ!!シャダッアッ!!なので何ら問題ありません。ロゴも日本ですし、あの頃の日本のバンドと言っても通用しそう。

ヴィジュアル系のほかにパンクサウンドが源流にあることは<PINKU JISATSU was born in 2005-2006 as a project about Japanese Visual Kei and Punk genres.>と本人たちも認めるところです。

『Aku ga Rakuen de Saitara…』というミニアルバムを出しているようですが、入手不可能です。

GothicDolls

国:スペイン
活動時期:2003年~2012年
Last.fmTwitterより)

h.naoto的英字パンクの服という2000年初頭前後に良く見た格好です。短パン!短パン!英詞ですが、ねばっこい発声は完全にヴィジュアル系のソレです。ボーカルの音の外し方も絶妙。

ちなみにDIR EN GREYの「ain’t afraid to die」などをカバーしております。

CLOSER

国:フランス
活動時期:?

曲以外にほとんど情報がありませんでした。検索しにくいっす……。基本的には一時期のBUCK-TICKやLUNA SEAの流れを汲んでいるんでしょうか。ギャー!と叫んだりもします。

たぶん元メンバーと思われる方がSoundCloudにたくさん曲をアップしてます

LYRE

国:フランス
活動時期:2004年~?

日本のヴィジュアル系バンドDIOのヨーロッパアツアーで対バンをしたこともある本格派。動画ではパフォーマーを交えたとても良い感じの面妖なゴシックオペラを披露しておりますが、現在のfacebookのトップ画像はブン殴られた男衆になっておりヴィジュアル系感皆無です。また、2013年6月17日に「アルバム作るぜ!」的なことを言ったきり音沙汰なしです。

1stアルバム『Dukkha』は本国フランスのAmazonですら取り扱ってない模様。一応こちらの機能してるのかしてないのかわからない海外通販サイトで在庫ありですがさすがにアレ。

ANGEL HEART

国:韓国
活動時期:1999年~?

B級90年代サウンドの韓国ヴィジュアル系。いろいろやりたいことを詰め込んで変な感じになってます。おもしろみある。日本語と母国語両方で歌ってるのも良し。Youtubeの動画は公式なのかよくわからないので貼りませんでした。曲はMyspaceでまだ聴けます。

あとがき

計47バンドを一気に紹介しました。X JAPANやLUNA SEAの名前を挙げるバンドは多かったです。ついでDIR EN GREYで、ギルガメッシュもちょくちょく見かけた気がします。けれども全体的としてはthe GazettE感が強く、やっぱり彼らは今のヴィジュアル系のトレンドを体現しているんだなあと思いました。

ここで国別にバンド数を見てみましょう。

紹介バンド数(内活動中)
ドイツ 7(6)
スウェーデン 9(5)
スペイン 4(3)
インドネシア 3(3)
中国 3(3)
フランス 4(2)
フィンランド 2(2)
ブラジル 2(2)
アメリカ 2(2)
韓国 2(1)
イギリス 1(1)
イタリア 1(1)
オーストリア 1(1)
スイス 1(1)
ベルギー 1(1)
モンゴル 1(1)
ロシア 1(1)
アルゼンチン 1(0)

活動中のバンドだけで言えば、意外にもドイツがトップです。ただ内容を考えると、やっぱりスウェーデンが親ヴィジュアル系国のような気はします。そして大健闘のインドネシアです。

とりあえず死ぬほど疲れました。有名どころをまとめてちゃちゃっと終わらせようとしたらすげえいやがんの。カバーだけしてるとかいうバンドあわせたらもっといやがんの。しかも日本の基準からするとクセものばっかりでやんの。もちろん、それだけ海外でヴィジュアル系がマイナーな文化だということなんでしょうけれども。近年の日本のヴィジュアル系バンドの安定さには頭が下がる思いです。

文中でも触れましたが、エモ方面やゴス方面、メタル方面で化粧してる雰囲気を持っている、そっちの文化圏なんだろうなあ、っていうバンドは紹介してません。ヴィジュアル系の影響を公言していても、どちらかというとエモいハードコアになっているバンドも多く、日本人的ヴィジュアル系バンドを思い描いて接すると肩透かしを受ける場合もあります。

邦ヴィジュアル系を海外のバンドがやったってだけでも見た目で差別化できるので良いですが、どうせならガンガンその地域独自の文化を吸収した海外独自のヴィジュアル系も生まれて欲しいものです。メタルが盛んな欧州では、すでに邦ヴィジュアル系にはないジェントをやってるバンドも生まれてましたしね。そんでもって日本の若手ヴィジュアル系も、近親引用するのもいいですが、国外から影響をもっと受ければヴィジュアルシーンがさらにおもしろくなるんじゃないでしょうか。