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SHIROKUMA『S/T』:シロクマ兄弟の未来を想う。(Screamo)

カバー画像

根本的になにかカンチガイしていらっしゃる異国の日本語つかいのかたがまたあらわれました。その名もSHIROKUMA。あ、いや、やだ、べつにふつうでした。

なぜスウェーデンの方々がわざわざ日本語でShirokumaなどと使っておられるのか。ええ、日本特有のシロクマ文化を知ってのことに違いないでしょう!というわけで日本の三大シロクマを並べてみました。

次に、彼らの考え方を知るべく歌詞を見てみましょう。

embracing the water
isolating our minds
trying to forget
trying to survive

but there aint no place like home
and there aint nobody like us
(#01 Dropping Out)

はい。見事に自己探求系です。本作は表題が『S/T』(=Shirokuma)であることから、これらの歌詞はシロクマの感情を表していると言えます。

ここで再度日本三大シロクマを見てみると、なるほど見事に当てはまる。自意識などなしに、動物園で本能のおもむくままに行動し、衆目にさらされてきたホッキョクグマ。彼はある日はてなダイアリーで自らと同じ「シロクマ」と名乗るものを見つける。彼の文章を読むうちに芽生える自意識。自己客観性。ふと見た水面。そこに映る自分自身が言った。「ここは私の家ではない」。一方、極寒の地で暮らす彼の生き別れの兄弟は星空を見てこう想う。「白くま食いてぇ」――。

曲のほうは「エモい」のひとことで足りそうな感じですが、上述の、別々の道を歩んだシロクマ兄弟の自我物語を頭に浮かべながら聴いたら、たとえば前半2曲と後半2曲がそれぞれ繋がっているところなんか凄げー兄弟感出てて、非常にエモさ増してきちゃってアタシダメでした。#01「Dropping Our」の40秒ごろからが特に涙腺刺激されました。

というわけでエモ好きのかたや白くまフリークのかたはぜひどうぞ。

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